当社の設立は2006年ですが、このメッセージを書いているのは2022年です。コロナ騒動が始まって2年が経とうとしています。企業経営を続ける上でこの話に触れないわけにはいきません。この騒動に対する私のスタンスは2年前から一貫しており、「見えないものを過剰に怖れ、一つの意見に流され議論を許さず、ある目的を達成するために市民を管理している」と言うものです。真実は誰にもわかりません。私の目にはそのように映るということです。私の意見は私のものであり、誰からも意見されるものではありません。
人々が他人の目を氣にし、自分の人生を生きていないように見えて久しいですが、いつからこうした社会になったのか。今回の騒動の期間中ずっとそのことを考えていました。医療周辺事業者として、人體を研究し疼痛緩和のためのサービスを運営している仕事柄か、「人とは如何なる存在か」という大きなテーマで物事を俯瞰する2年間になりました。
いまだに私の中でも明確な答えは出ていません。ただ、一つわかっていることは、それでも日々社会は動き、人々は生活をしているということです。もう元の社会には戻ることはないでしょうが、私たちは前を向いて一歩一歩あゆみを続けるしかありません。社会の病理は一朝一夕で解決できることではないでしょうし、私にどれだけのことができるかもわかりません。しかし、何かを始めなければ何も解決しないことも事実です。そして私がたどり着いた一つの答えが「笑顔」でした。笑顔は万国共通のとても前向きなコミュニケーションのひとつです。人が人らしくあるために、笑顔が絶えない社会であってほしいと願い、そうした社会創りに少しでも貢献できるようなビジネスに励みたいと考えています。
また、私たちは企業理念にもあるように自らがあらゆることを一生懸命楽しみたいと思っています。「一日の1/3は会社で働き、人生の1/2は会社に属する」ような人生だからこそ、一生懸命ビジネスに励み、仕事を楽めばきっと人生が素晴らしいものになると考えています。ビジネスは厳しく辛いこともありますが、仕事を楽しむことができればそれは自分の成長のために必要な要素として納得できるのではないでしょうか。そして自分にとって大切なヴィジョンを定めて、自分自身を心の底から信じ、自らをモチベートし続ければ、いつか必ず実を結ぶときが来ると確信しています。
私たちは物事を「HOW」で考えます。「それは無理だよ…」ではなく「どうしたらできるかな?」と。そうした前向きな思考を大切にしたいと思います。一緒に仕事をする仲間はもちろんのこと、お客様を含めたパートナーのみなさんたちとこうした前向きな姿勢を共有したいです。そして、その想念の輪が少しずつでも広がっていき大きな循環となることを願っています。世の中のすべての人びとが人生を楽しめるような社会になればこんな素敵なことはありません。
私たちはチャレンジする人びとを応援します。そして私たち自身も常に挑戦者であり続けます。一緒に7つの海に飛び出しましょう !